2010年5月19日

新手の詐欺

『ネットの個人情報消去』をめぐって、トリック並のコントのような詐欺事件


『ネットの個人情報消去』 謝礼名目で10万円詐取 振り込め詐欺で捜査

 インターネット上に流出したとされる個人情報を消去する謝礼名目で現金を詐取さ
れたとして、深谷市の男子大学生(19)が十七日、熊谷署に届けた。同署は振り込め
詐欺事件として調べている。

 同署によると、五日、大学生の携帯電話に「電話番号などがネットに掲載されている」
という差出人不明のメールが届き、さらに男の声で「出会い系サイトで助けを求めた方
がいい」と電話があったという。

 大学生が指定されたサイトに経緯を書き込むと、女の声で電話があり、「個人情報を消
す道具は熊谷と秋葉原でしか手に入らない」「消去には六万三千円と謝礼が必要」と言わ
れたという。

 大学生は女の指示で、同日中にJR熊谷駅構内のコインロッカーに現金十万円を入れた
上、同駅前にある無人の現金自動預払機の床下スペースにロッカーの鍵を置いた。十日
に別の差出人から同様のメールが届き、だまされたと気付いた。




振込め詐欺グループが色々と新手の詐欺を考え出しているのは
もはや常識である。
新規公開株詐欺や、還付金詐欺、ワールドカップ弾丸ツアー詐欺など…。
これはだまされるほうが悪すぎるw
情報弱者とでもいうべきか…。

古くはデート商法など、少々強引な手口で効果な物品を買わせる
グレーゾーンの手法がスタンダードだったけれども
闇金バブルがはじけてからはこの手の詐欺被害が非常に大きくなってきた。
市場は凄まじいことになってると思う…。

この手の詐欺は比較的若い人間が統率をとって行っていることが多い。
若干33歳くらいの人間が統率を取っているあるグループは
凄まじい勢いで金を手に入れ、そしてそれをロンダリングして更に錬金していっている。
もはや手がつけられないくらいの勢力となっているようだ。


たまに闇金グループや振込め詐欺グループが検挙されているが、
これはトカゲの尻尾といえる。
トップに君臨している人間は強力なバックボーンを持ち、
リスクヘッジのレベルが尋常ではない。
もちろんヘッジしていようが尋常ではないリスクも背負っているが…。

楽をして金を稼ぐことは出来ない。
詐欺をやる人間も知恵を絞ってあらゆる方法で金を奪おうとする。

ヘラヘラのうのうと生きていくということは
だまされても仕方がない、ということなのだ。



私はそう考えている。

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