2010年5月26日

日本三大SNSサービスの2010年1-3月期の四半期決算発表

【2010年5月最新版】直近決算発表に基づくmixi,GREE,モバゲーの業績比較 ~ 明暗が際立つ三社業績,その要因と今後の展開は?


こういう数値は非常に興味深い。
mixiもっと儲かってるのかと思ったらモバゲーの圧勝なんだね。
これを見るとやっぱり携帯ユーザのほうがお金になるといえる。

ガラパゴスケータイ通称ガラケーの日本モバイル市場だけど
やっぱりでっかいなあ。
ユーザ課金のビジネスモデルを作る=おもしろいものを作る
という構図かと思うが、モバゲーはやっぱりすごいんだね。
南場さんはやっぱり賢い人なんだなあ…。


運営会社利益率の部分でmixiだけがなんだか利益率低めになっている。



これはなぜかというと、うろ覚えなのだが決算で計上するときに
広告の売上をmixiはエンドグロスで計上、GREEとモバゲは
手数料を差し引いた額ではじめから計上しているから、だったような気がする。
それにしても凄まじい利益率だ。


会員数は各社約1900万人ほどで並んでいるが、
PV数に顕著な違いが見られる。



一人あたりのPVでいうとモバゲが圧勝か。
そういうサイトの作りも考えているに違いない。
ユーザビリティを極限まで高めるとPVは減る。
しかし、PV数を上げる=会員あたりの利益を高めることを考えると
ユーザビリティを最高の状態までしなくとも良いのかもしれない。
mixiとGREEは開発者が最高経営責任者だからこのへんに違いが出ているのかも。
開発者はユーザビリティ重視だと思う。


なかでもおもしろいのが

会員あたりの月売上高(ARPU: Average Revenue per User,「アルプ」ないし「アープ」と呼ばれる)

と呼ばれる指数。



ここでもモバゲーが圧勝だ。
これはいわゆるCPA、会員獲得単価の指標になりえるが
きわめて優秀な数値と言えるのではないだろうか。

月額315円の公式サイトのARPUを見てみたいものだ…。
(回収率など考慮した数字をね。)


それにしてもこりゃ興味深いなあ。
まだまだ得られるものはありそうだ。

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